【住宅建築】竹中工務店の「聴竹居」が重要文化財指定へ! 木造モダニズムの先駆的存在 | 建設通信新聞Digital

5月7日 火曜日

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【住宅建築】竹中工務店の「聴竹居」が重要文化財指定へ! 木造モダニズムの先駆的存在

 竹中工務店が保有し、昭和初期を代表する木造住宅「聴竹居」(京都府大山崎町)が、文化審議会の19日付の答申を受け、重要文化財として指定される。工学的理論に基づいて設計された木造モダニズム住宅の先駆的存在として、高い意匠性や学術的価値が認められた。
 聴竹居は同社設計部に在籍し、朝日新聞大阪本社や村山龍平邸和館などの設計を手掛けた藤井厚二の自邸として建設された。和洋の生活様式の統合とともに、日本の気候風土との調和を目指した昭和初期の日本の住宅として高く評価されている。
 本屋と閑室が1928年に、茶室が33年までに竣工した。竹中工務店は19年に迎える創立120周年記念事業の一環として1月に取得していた。聴竹居倶楽部を通じて見学できる。

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