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5月19日 日曜日

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【9月3日から全館公開】京都・大山崎のモダニズム建築『聴竹居』/竹中工務店の整備完了


 竹中工務店は、同社が保有する国の重要文化財で、木造モダニズム建築の『聴竹居(ちょうちくきょ)』=写真=の保存修理整備を完了させ、9月3日から一般見学エリア全館に拡大して公開する。

 聴竹居は、同社に在籍していた藤井厚二の自邸として1928年に完成した住宅建築。和洋の生活様式の統合とともに、日本の気候風土との調和を目指した昭和初期の住宅建築として、その先駆性や歴史的・文化的価値が高く評価されている。

 2018年に発生した大阪北部地震や台風21号により甚大な被害を受け、文化庁や京都府、大山崎町の指導と国庫補助を活用しながら災害復旧や保存修理、防災施設整備、外構庭園整備を進めてきた。整備の完了により竣工当時の姿を概ねよみがえらせている。

 一般公開はこれまで「本屋」に限定していたが、整備完了に伴い「閑室」も公開することとなり、併せて「茶室」も特別公開することになった。入館料は大人1500円、学生・児童1000円。見学希望は聴竹居倶楽部のホームページ(http://www.chochikukyo.com/)で受け付ける。

 所在地は京都府大山崎町大山崎谷田31。

 

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