【サンポートに高層ホテル】外資運営で2025年9月開業 四国電力 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【サンポートに高層ホテル】外資運営で2025年9月開業 四国電力

 四国電力は、サンポート高松B2街区に19階建て延べ約2万1700㎡のホテルを計画している。同社にとって初めてのホテル不動産事業となる。開業予定は2025年9月で、世界的な外資系ホテルグループが運営する。香川県は、売却先となる活用事業者を選定する公募型プロポーザルを実施した結果、提案2者のうち同社を特定した。四国中核都市の拠点であり、香川県の玄関口に当たるサンポート地区に残された最後の未利用地が、活用に向けて大きく動き出す。

四国電力による提案イメージ

 同社は客室数約100室をメインとする外資系最高級ホテルを核とした広域観光拠点形成を提案した。施設は、ラウンジやレストラン、バー、会議室、スパ・フィットネスなどを備える。開業時期を大阪万博期間中に合わせ、開催効果を最大限に取り込む。同社は「地域固有の魅力を国内外に発信する。交流人口拡大を通じた消費拡大やにぎわい創出、持続的な地域づくりに貢献できる」としている。

 基本方針では▽地域固有の魅力を継承・発展させる施設設計と運営施策▽地域に根差した事業主体が着実かつ安定的に実施--などを掲げた。今後、県と土地売買に関する協定締結などを経て、事業化に向けた詳細検討に入る。

 建設地は、高松市サンポート1-3の敷地5034㎡。売却参考価格は15億2500万円。高松シンボルタワーの東側に位置する。同地区内では県が24年度開設を目指して新たな体育館を整備中だ。このほか、JR四国の高松駅ビルや村崎学園の徳島文理大学香川キャンパス移転など民間投資が相次ぎ計画されている。


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