【110MW超のデータセンター】東京圏西部に新設 AirTrunk | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【110MW超のデータセンター】東京圏西部に新設 AirTrunk



完成予想図(提供:AirTrunk)


 アジア太平洋地域と日本でデータセンター(DC)開発事業を手掛けるAirTrunkは、日本事業を拡大し、110メガワット超のハイパースケールDC「AirTrunk TOK2」を東京圏西部に新設すると発表した。4.6haの敷地内には高圧変電設備を備え、キャンパスでは柔軟で革新的な設計を駆使して顧客ニーズを満たしつつ、使用容量を最適化する。約半年前に東京圏東部に開設した「TOK1」同様に、大和ハウス工業と協業する。

 TOK2は主に東京西部エリアのクラウドサービスを担う。TOK1と合わせて、東京エリアの顧客に対し、ハイパースケールDCのサービスを東西で提供する。TOK2の電力使用は、業界でも最小レベルの1・15PUE。省エネルギー効果の大きいフリークーリングシステムを活用する。

 AirTrunk創業者のロビン・クーダ最高経営責任者は「日本ではデジタル化が広範にわたって進んでおり、クラウド化への力強い勢いがみられる。日本のパブリッククラウドサービス市場は、2025年までの期間で19.5%の年間成長率が見込まれている。テクノロジー業界の日本企業、そしてグローバル企業は、東京を主要成長市場とみている」という。さらに、「AirTrunkの日本国内のキャパシティーは、TOK1と合わせて410メガワットを超える。TOK2もAirTrunkの特長であるスピード、規模、信頼性、効率性を備えたDCとなる」とのコメントを発表している。

 同社日本代表の松下典弘氏は「数千億円もの投資をして、日本政府のデジタル庁が推進するデジタル化を支援し、日本のコロナ後の復興に貢献する。また、データセンターの設計・開発、そして運用により国内で数千という雇用を生み出す」と表明している。


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