首都高速道路会社は6日、2022年度地震防災訓練を実施した。首都高速道路管内で最大震度7の首都直下地震が発生したとの想定で行った。ゴージャッキやレッカー車などを使用した道路啓開の実動訓練で、その実効性を検証し課題を抽出した。
当日は、首都高速道路上の複数箇所で高架橋の支承が脱落し、橋梁の継ぎ目に路面段差などが発生した場合に備え、軽量段差修正材や渡し板を使用して段差や開きを解消し一般車両を誘導する方法を確認した。
路面段差手前で車両が滞留して通行できない状態を想定し、 ゴージャッキやレッカー車のてんびん棒を活用した車両移動により、緊急車両が通行できるスペースを確保した。
関係者は本番さながらの緊張感をもって取り組んだ。ドローンを活用した被災状況の把握も行った。
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