ムネカタインダストリアルマシナリー(福島市)と寿建設(同)、橋梁補修工事会社のオーエスティー(福島県郡山市)は、共同開発した液体圧力モニタリングシステム「エキアツミエルカ」を国土交通省のNETIS(新技術情報提供システム)に登録した。
エキアツミエルカは、圧力センサーデバイスとダイヤルゲージによる測定データをLTE規格で定期的に送信するIoT(モノのインターネット)を活用したインフラメンテナンスの新技術となる。
従来の橋梁補修工事の支承交換などには、アナログ式圧力計と定規で圧力とクリアランスの目視による定期的な確認が必要となる。エキアツミエルカは、アナログ計を同システムデバイスに置き換えることで、遠隔地からウェブ上で測定データを確認できる。
さらに、1アカウント当たり、最大50台分のデバイスをまとめて管理できるため、省力化・省人化や高所・夜間作業の削減による安全性の向上が期待できる。
内蔵電池で6カ月以上駆動することから、電源の確保が困難な場所にも設置可能で、設定しきい値を越える変位はメール通知で確認できる。また、クラウド上に保存されたデータのグラフ表示により、圧力変化の推移なども見られる。
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