【新宿御苑・大木戸御殿を復元】既存施設は解体、24年度に完成へ | 建設通信新聞Digital

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【新宿御苑・大木戸御殿を復元】既存施設は解体、24年度に完成へ


 
 関東地方整備局は14日、「新宿御苑大木戸御殿(22)復元工事」の一般競争入札を公告する。参加申請は29日まで受け付ける。2023年1月12日に開札する。

 新宿御苑の大木戸門を入った突き当たりにある玉藻池を中心とする日本庭園に現在の大木戸休憩所がある。同施設は63年に完成し老朽化が進む。この場所には以前、武家屋敷を皇室建築として増改築した大木戸御殿があり、皇室関係者が休憩施設として利用していた。その後、第二次世界大戦で焼失した。今回、皇室関係者が利用していた大正10(1921)年ごろの要素を取り入れて復元的整備を行う。規模は木造平屋建て約450㎡。

 総合評価方式(施工能力評価型I型)などを適用する。参加資格は建築工事B等級で、07年度以降に完成・引き渡しが完了した指定要件を満たす建築物の新築か増築工事の元請実績を求める。

 工期は24年5月13日まで。建設地は新宿区内藤町11。建築面積は約500㎡。基本・実施設計は香山建築研究所が担当した。工事発注規模は4億5000万円以上6億8000万円未満。

 環境省からの支出委任を受けて関東整備局が工事を発注する。既存施設の解体工事は環境省が担当する。更地の状態から復元する。



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