【風車全33基を据付完了】秋田港・能代港の洋上風力発電 鹿島と住友電気工業 | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

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【風車全33基を据付完了】秋田港・能代港の洋上風力発電 鹿島と住友電気工業

SEP船による据え付けの様子


 鹿島が住友電気工業と共同で進めている、「秋田港・能代港洋上風力発電施設建設工事」の全33基の風車の据え付けが完了した。国内初となる商用洋上風力発電事業として、民間企業が計画段階から商業ベースで開発・事業化を行うもので、発電容量は約140メガワットと国内最大規模となる。今後は2022年末の商業運転開始に向け、風車の試運転・法定検査を進める。

 同工事では着床式洋上風力(モノパイル形式)発電施設を秋田港に13基、能代港に20基整備した。基礎と海底ケーブルの設計施工は鹿島・住友電気工業特定建設共同企業体が担当。風車はベスタス・ジャパンが設計・製作・組立、鹿島JVがSEP船(自己昇降式作業台船)による運搬などを担った。20年2月に着工し、21年9月に基礎の設置を終え、22年9月に秋田港で最後の風車を据え付けた。

 鹿島は今回の施工ノウハウを活用することで、需要が見込まれる洋上風力発電施設工事への対応をさらに強化するとしている。


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