13日から15日にかけて千葉市の幕張メッセで開催されたカスタムカーの祭典「東京オートサロン」（TAS）で、日産自動車が職人向けカスタムカーのコンセプトカーを発表した。
今回発表したコンセプトカーは、電気工事作業者向けに特化したもので、車内には電動工具の充電設備や工具収納スペース、作業着ハンガーなどを装備。簡単なデスク作業ができるスペースも用意されている。
車内には工具収納スペース などを装備
また、小規模な現場では車が休憩所代わりとして利用されている点に注目し、屋根部分に熱を反射する特殊塗料を使用したほか、車内に冷風機を設置するなど、快適スペースとして利用できるようさまざまなアイデアが実装されている。
今回の発表に先立ち、日産自動車は雄電社に協力を依頼。雄電社の社員が実車を体験し、その使い心地を確認した。その模様はTAS会場で放映された。実際に体験した社員からは「小規模な現場や一人親方などにはかなり便利ではないか」との感想があった。
カスタムカーと体験した雄電社社員
日産自動車では今後、今回のコンセプトカーを体験できる機会を設け、得られたフィードバックを基に将来の商品開発に生かしていく予定だ。
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