【斉藤国交相、雪国の除雪作業を激励「まるで芸術のような技術」】 | 建設通信新聞Digital

5月15日 水曜日

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【斉藤国交相、雪国の除雪作業を激励「まるで芸術のような技術」】

 斉藤鉄夫国土交通相は18日、新潟県湯沢町を訪れ、首都圏と同県を結ぶ国土の大動脈である国道17号と関越自動車道の道路管理者、除雪業者に対して雪寒激励を行った。日本有数の豪雪地の除雪態勢を目の当たりにし、「まるで芸術のような完璧な除雪(技術)で非常に感動した。今後も地域の経済と暮らしを支えるために尽力していただきたい」と呼び掛けた。

 斉藤国交相は最初に、群馬県境付近に位置する二居除雪ステーションを視察した。国道17号二居工区の除雪を担当する文明屋の大津圭市常務取締役と、曽根康博現場代理人がトラックやグレーダー、凍結防止剤散布車などの除雪車両の役割、24時間対応の除雪作業を可能とする班編成方法などを説明した。
 また、ロータリー除雪車に乗り込み、大臣自らがシュートやブロワのレバーなどを操作し、 熟練した技術力が求められることを確認していた。

ロータリー除雪車を操作する斉藤国交相

 続いて、北陸地方整備局長岡国道事務所湯沢維持・雪害対策出張所に移動し、国道17号と関越道の道路管理者である長国、同出張所、小出維持出張所、NEXCO東日本新潟支社、各管内の除雪業者の笛田組、森下組、文明屋、町田建設、小杉土建工業、星野工業、ネクスコ・メンテナンス新潟、伊米ヶ崎建設の代表者を前にあいさつした。

 他の自然災害と同様に、雪害も多発・激甚化する中で、「(除雪業者は)雪国の安心・安全を支えるエッセンシャルワーカー」と強調した。その上で、「受発注者が一体となって除雪態勢のさらなる強化を図るとともに、健康に留意しつつ、これからも地域の期待や信頼に応えられるように早期の道路交通の確保に努めてほしい」と要請した。

 道路管理者と除雪業者の代表として、櫻井直樹湯沢維持・雪害対策出張所長と、森下組の峠義輝現場代理人・監理技術者が決意を表し、これまで培ってきた経験と技術力に先進技術を加えながら、道路除雪の持続性を高めていきたいとの考えを示した。

道路管理者、除雪業者による決意表明




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