東京都多摩市は1日、多摩ニュータウンで整備を進めてきた「多摩市立中央図書館」の開館記念式典を開催した。多摩中央公園とレンガ坂に調和する外観で、1階は落ち着いた書庫のような空間、2階は広場を意識した開放的な空間となっている。設計・監理が佐藤総合計画、施工は佐藤・常磐開発・三浦JVが担当した。
式典の冒頭、同市の阿部裕行市長は「図書館は、知る自由を保証する機関だ。基本構想の委員長を務めた柳田邦男さんは多摩市立中央図書館が地域のまちづくりの拠点となることを目指し、『知の地域創造』というビジョンを掲げた。多くの知識を得る場、憩いの場として機能し、多摩市の子どもたちが未来へ羽ばたく手助けができるような図書館となることを願っている」と述べた。
三階道雄多摩市議会議長と佐藤総合計画の鉾岩崇社長のあいさつ、多摩市立落合中学校の吹奏楽部のミニコンサートに続き、関係者らがテープカットした。
規模はRC・S一部SRC造地下2階地上2階建て延べ5439㎡。建設地は落合2-35。「ZEBReady」認証を取得した。