【23年度末にも発注手続き】3校を集約し統合校建設/兵庫県多可町 | 建設通信新聞Digital

5月21日 火曜日

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【23年度末にも発注手続き】3校を集約し統合校建設/兵庫県多可町

統合中の完成イメージ


 兵庫県多可町は、町立統合中学校建設事業について、2023年度末にも建設工事の発注手続きを開始する方針だ。先ごろ公表した基本設計概要では、24年6月末までに施工者を決定・契約し、7月から解体・造成・建設工事を開始するスケジュール案を示している。工期は20カ月を見込み、26年2月の完成を目標としている。

 事業では、中町中学校と加美中学校、八千代中学校の3校を集約した統合校の施設を整備する。現時点の規模は、校舎・屋内運動場がRC一部S造3階建て延べ1万1587㎡、地域交流棟がS造平屋建て818㎡、屋外倉庫・便所棟がRC造平屋建て152㎡。

 基本設計では、▽これからの学びに対応できる教育環境▽生徒に寄り添う安全安心な学校▽地域連携の拠点となる学校▽「災害」に強い避難施設▽環境を考慮した学校施設–の五つをコンセプトに設定。校舎棟の1階には職員室などの事務管理諸室、2階には図書室などの特別教室、3階に普通教室と特別支援教室を配置する。

 ゾーニング計画では、地域交流棟と屋内運動場棟、校舎棟をつなぐ屋根付き空間の「交流モール」「プロムナード」「昇降口前広場」を設け、移動や連携が図りやすい配置とする。

 設計は教育施設研究所が担当している。業務期間は、24年2月29日まで。建設地は中区岸上の敷地約3500㎡。

 

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