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5月3日 金曜日

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【JERA、GPI】石狩湾新港洋上風力発電所、国内最大規模商業運転を開始


 日本初の8000kW大型風車を採用した国内最大規模の商用洋上風力発電所が1日、商業運転を始めた=写真。JERA、グリーンパワーインベストメント(GPI)の2社が特別目的会社(SPC)である合同会社グリーンパワー石狩を通じて保有する「石狩湾新港洋上風力発電所」で、発電した電力の全量は20年間にわたり、北海道電力ネットワークに売電する。

 同発電所は北海道の石狩湾新港に位置し、陸上工事を鹿島、洋上工事を清水建設と日鉄エンジニアリングの共同企業体が手掛けた。北海道、石狩市、小樽市をはじめとする地域の関係者、漁業関係者などの理解と協力を得て完工に至ったという。

 この発電所では、単機出力8000kWのシーメンスガメサ・リニューアブル・エナジー(スペイン)製の風力発電機を14基設置しており、総出力は11万2000kWに上る。発電した電力は、同発電所の特徴でもある18万kW時の蓄電池容量を持つプロジェクト変電所を経由し、北海道電力ネットワークの西札幌変電所を経て同社へ全量供給される。

 JERAとGPIは今後、この事業を安定的に運営するとともに、同事業を通じて石狩市、小樽市などとともに地域振興にも取り組む予定だ。

 

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