【旧和歌山市民会館活用】JLLグループを特定/ホテルや商業施設など予定 | 建設通信新聞Digital

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【旧和歌山市民会館活用】JLLグループを特定/ホテルや商業施設など予定

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 和歌山市は1月9日、民間活力を導入する旧和歌山市民会館活用事業をプロポーザルした結果、ジョーンズラングラサールを代表企業とする旧和歌山市民会館活用事業JLLグループを優先交渉権者に特定した。構成員はKEGキャリア・アカデミー。既存施設の改修に加え、ホテルや商業施設、広場などを整備する予定だ。2023年度内に基本協定、24年度内に事業契約を結び、28年度内に供用を始める。

 事業実施方針は「KNOT Wakayama」をコンセプトとし、同市の魅力を連携させ宿泊・体験したくなる場や訪れる人と住む人が楽しめる施設、気軽に立ち寄れ心地よい居場所の創出を目指す。

 具体的な施設整備方針は、既存の市民会館を一部解体・改修し、幼稚園、レストラン、企業の出会いの場となるDX(デジタルトランスフォーメーション)センターを整備する。新設するホテル棟にはビジネススクールとサウナ、商業棟には親水レストラン、サーフショップ、サイクリングショップを設ける。広場・膜屋根ステージはマルシェや屋外ライブイベントなどを催すスペースとする。

 各棟の施設規模は未定だが既存市民会館の規模はRC一部S造地下1階地上4階建て延べ1万8599㎡。このうち、大ホールと小ホールを解体する。事業契約後、設計に2年、解体工事は設計と並行しながら工事に4年かかる見通し。所在地は同市伝法橋南ノ丁7、8の敷地9527㎡。

 

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