【東京・船の科学館】五洋で来月から解体、移転や建替は未定/日本海事振興財団 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【東京・船の科学館】五洋で来月から解体、移転や建替は未定/日本海事振興財団

1974年7月に開館


 日本海事科学振興財団は、東京都品川区にある船の科学館を五洋建設の施工で解体する。解体工期は4月から2025年10月末まで。建物の老朽化に伴う解体としている。

 解体施設の規模は、SRC造地下1階地上6階建て塔屋2層延べ1万6869㎡。高さは48.5m、展望塔は90m。所在地は東八潮3-1。

 同施設は1974年7月20日に開館した。海と船の文化をテーマに、海洋の理解と認識を深める展示を実施していた。現在は本館展示・別館展示場・屋外展示資料の公開を終了している。同館の東にある初代南極観測船「宗谷」の保存展示などは継続する。

 今後について、同財団のホームページによると「さらなる博物館活動の充実を図るための候補地の検討およびリニューアル計画を進めてまいります」としているが、移転や建て替えについては未定としている。

 施設のある敷地は都市計画公園で、臨海副都心青海地区、水辺景観形成特別地区に指定されており、用途地域は第一種住居地域、建ぺい率60%、容積率200%となっている。
 

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