【滋賀・長浜市立湖北病院】24年度早期に設計委託/本館建替・老健施設改修 | 建設通信新聞Digital

5月9日 木曜日

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【滋賀・長浜市立湖北病院】24年度早期に設計委託/本館建替・老健施設改修

現在の湖北病院


 長浜市立湖北病院は、同病院本館の現地建て替えと介護老人保健施設「湖北やすらぎの里」の既存施設への移転に伴う改修の設計業務について、2024年度早々に委託手続きを開始したい考えだ。両施設整備の基本・実施を一括で発注する方針で、業務期間は25年度中ごろまでを見込む。24年度予算案には、関係事業費1億0662万9000円を計上したほか、25年度までの債務負担行為として2億3300万円を設定している。

 建設工事も2施設一括で発注する予定で、25年度前半に入開札し、9月議会での承認を経て10月ごろの契約を見通す。新病院本館は27年7月の開院を、老健施設は28年2月の供用開始を目指している。

 事業では、老朽化した病院本館を現地で建て替えるほか、現本館の4-5階に入居する老健施設を現在の病院別館に移転するため、改修工事を行う。

 23年12月にまとめた整備基本構想・計画によると、新本館の規模は4階建て延べ9000㎡。概算事業費は、病院建て替えが101億8000万円、老健施設整備が15億3000万円(いずれも税込み)を見込む。

 新本館では、病床数を現状の140床から120床に減少させ、総合診療科を新設する計画だ。

 現在の病院の規模は、本館がSRC造6階建て塔屋1層延べ1万1769㎡。そのうち病院機能は延べ9051㎡、4、5階部分に入居する介護老人保健機能が延べ2718㎡。別館はRC造3階建て塔屋1層延べ5107㎡、付属棟が延べ523㎡。

 所在地は木之本町黒田1221。敷地面積は4万8358㎡。

 「長浜市立湖北病院施設整備基本構想・基本計画策定支援業務委託及び介護老人保健施設湖北やすらぎの里施設整備基本構想・基本計画策定支援業務委託の2契約業務」はシップヘルスケアリサーチ&コンサルティングが担当した。
 

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