【三菱UFJ銀行本館の建替】高さ約160m、延べ17.2万㎡/設計は地所設計、29年竣工 | 建設通信新聞Digital

5月9日 木曜日

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【三菱UFJ銀行本館の建替】高さ約160m、延べ17.2万㎡/設計は地所設計、29年竣工

外観イメージ


 三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)は、本社・三菱UFJ銀行本館の建て替えで建設を計画している「MUFG本館」のデザイン・設計概要をまとめた。延べ17万2000㎡で、2029年の竣工を目指す。設計は三菱地所設計が担当している。

 MUFG本館の規模は、S、SRC造地下4階地上28階建て塔屋2層延べ17万2000㎡で、高さは約160mとした。建設地は東京都千代田区丸の内2-7-1ほか。

 地下階は飲食物販店舗、駐車場、1階は貫通通路、屋内外広場、飲食物販店舗など、2階は大ホール・会議室、4階はラウンジスペース・共創空間、5階はエントランス、6-26階はオフィス、27-28階は屋上テラス・ラウンジで構成する。

 外観は「世界が進むチカラとなる。」というMUFGのパーパスを体現しつつ、丸の内の歴史を継承して周囲と調和するよう、石材などを使って縦基調のデザインとする。最先端のスマートビル技術や屋上テラス・ラウンジを導入する。LEED(環境性能評価システム)認証などの認証取得を目指し、建設関連資金はグリーンファイナンスでの調達を目指す。貫通通路やホールで災害時の帰宅困難者の受け入れを想定し、強靱なインフラ・設備を計画している。

 現在の三菱UFJ銀行本館(旧三菱銀行本館)の規模はS・SRC・RC造地下5階地上24階建て塔屋3層延べ12万2296㎡で、1980年6月に竣工した。設計は三菱地所、施工は竹中工務店、戸田建設、大林組、三菱建設が担当した。

 

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