相模原市/工事費264億見込む/橋本駅南口区画整理 駅まち一体で整備 | 建設通信新聞Digital

5月3日 土曜日

関東・甲信越

相模原市/工事費264億見込む/橋本駅南口区画整理 駅まち一体で整備

 相模原市は2月5日、リニア中央新幹線神奈川県駅(仮称)が整備される橋本駅南口地区で計画する土地区画整理事業の事業計画案を公表した。駅と街区が融合した「駅まち一体のまちづくり」を目指す。東西南北に4路線の骨格道路を配置するほか、交通広場やオープンスペースも整備。商業・業務用地を中心に多機能型複合施設を誘致する。工事費は264億7566万5000円と算出した。
 事業期間は2036年3月31日まで。事業計画案は同事業の施行予定者である都市再生機構(UR)がまとめた。18日まで案の縦覧を行う。25年度には事業計画の認可を受け、換地設計などに着手する見通しだ。
 対象地は、同市中央に位置し、JR横浜線・相模線、京王相模原線の橋本駅に隣接する。県立相原高校跡地が大部分を占め、国道16号、市道橋本駅西口、市道橋本石神、市道相原高校前通などに囲まれた土地約13.7ha。
 設計の方針によると、商業・業務用地を中心に多機能型複合施設を誘致し、首都圏南西部の広域交流拠点として質の高いまちづくりを実現するとしている。事業では、東西の交通動線となる橋本駅南口駅前通り線と橋本駅東東通り線、南北の交通動線となる橋本西通り線と橋本駅氷川線を都市計画道路として配置する。将来占有予定のリニア中央新幹線の施設配置計画と整合する形で立体横断施設の整備や国道16号との交差点改良を行う。
 同地区北側に計画されている京王線橋本駅の移設に伴い交通広場を配置して交通ターミナルの機能を強化し、にぎわいある駅前空間を形成する。地区東端に約1000㎡の公園も配置する。