浜松市は２月２８日、ＰＦＩのＤＢＯ（設計・建設・運営）方式を採用して再公告する「（仮称）江之島ビーチコート整備・運営事業」の実施方針と要求水準書案を公表した。３月中旬に特定事業に選定し、同下旬にＷＴＯ対象の総合評価一般競争入札を公告する。１１月に落札者を決める。基本協定は１２月、本契約は２０２６年２月に結ぶ。
　参加資格は統括管理、設計、建設、工事監理、維持管理、運営の各企業で構成するグループ。設計企業と工事監理企業は建築関連コンサルタントの登録、建設企業は建築一式工事９００点以上などを求める。
　遠州灘海浜公園内にある中央区江之島町１１９７の敷地５万４２７７㎡に、東コート、西コート１・２、管理棟、多目的広場などを整備する。
　統括管理業務期間は、２６年３月から４３年１月まで。このうち設計・建設期間は２８年１月までで、同２月の全面開業を目指す。
　同事業は、２４年５月に一般競争入札を公告したが、物価高騰などが影響し参加表明がなく不調となった。そのため、当初予定していたメインスタンドの整備を取り止め、事業費を前回の公告時点より約１３億円減らした約４７億円に見直した。