325億で清グループ/アリーナ6030席、1.7万平米/秋田県立新体育館 | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

北海道・東北

325億で清グループ/アリーナ6030席、1.7万平米/秋田県立新体育館

 【東北】秋田県は7日、PFIのBTO(建設・譲渡・運営)方式で整備・運営する新県立体育館の総合評価落札方式一般競争入札の落札者を清水建設グループに決めた。3グループが入札・提案書を提出、6日にヒアリングしていた。落札金額は325億2302万3412円(税込み、以下同)、予定価格は364億3564万1000円だった。今月下旬に基本協定を結ぶ。4月に仮契約、6月に本契約する予定だ。
 グループの構成員は、村田弘建築設計事務所、中田建設、長谷駒組、オーエンス、セントラルスポーツ、コンベンションリンケージで、環境デザイン研究所が協力する。
 同グループは、S造4階建て延べ1万7811㎡規模で、アリーナは6030席、200席の体育館、駐車場、多目的室、トレーニング室、フードコート、スイートルームなどを提案した。
 設計・建設期間は2028年9月末まで。維持管理・運営期間は44年3月末まで。
 建設地は秋田市八橋運動公園1―12。
 同グループのほか、鹿島グループ、三菱HCキャピタルグループが応札した。
 同体育館は昨年11月、入札に参加表明した4グループが辞退。その後のヒアリングで、全グループが首都圏の再開発など建設需要急増により資材価格や労務費などが高騰し、見積額と予定価格(254億円)が大幅に乖離(かいり)していると答えていた。