7月にも提案競技を公告/新庁舎設計 2階建て4800平米/青森県七戸町 | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

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7月にも提案競技を公告/新庁舎設計 2階建て4800平米/青森県七戸町

 青森県七戸町は13日、町役場新庁舎建設基本構想・基本計画(案)を公表した。2階建てで、必要諸室の規模は延べ4844㎡とした。荒熊内67-177ほかに移転する。総事業費は2024年7月時点で34億円を見込む。事業手法は「地元企業への受注機会の創出につながりやすく、地域経済への波及効果も期待できる」(町)ことなどから、設計・施工分離発注方式を採用する。7月にも設計業務とオフィス環境計画の公募型プロポーザルを公告する。
 同町は今後、26年度に実施設計をまとめ、27年度の着工、29年度の移転・開庁を目指している。
 新庁舎の建設場所は荒熊内地域の町道荒熊内大通り線を挟んだ西側のA区画1万4273㎡。敷地内に、300㎡程度の防災倉庫も整備する。
 用途地域は近隣商業地域で、防火地域指定はなく、容積率は200%、建ぺい率は80%となっている。
 建物の構造は基本設計段階で決める。地震に対応する構造形式は基本設計と同時期に地質調査し、敷地の地盤特性を踏まえながら、建設・維持管理費、工期なども含めた総合的な見地から最適な構造を選ぶ。
 25年度予算には、基本・実施設計費として約5850万円、オフィス環境計画業務に約2260万円、地質調査業務に約2070万円を計上した。
 基本構想・計画策定業務はアール・エー・ビー開発、オフィス環境調査は内田洋行が担当している。