知柄漁港周辺/荷さばき施設など再整備/蒲郡市 約10万㎡対象に検討 | 建設通信新聞Digital

5月14日 水曜日

中部・北陸

知柄漁港周辺/荷さばき施設など再整備/蒲郡市 約10万㎡対象に検討

 愛知県蒲郡市は、知柄漁港とその周辺の県有地約8万5200㎡と市有地約1万3800㎡の計約9万9000㎡を対象に、施設の再整備や未利用地の利活用などを検討している。
 対象エリアを水産業、海業、緑地の3ゾーンに分けた。水産業ゾーンでは荷さばき施設を再整備する。海業と緑地の2ゾーンでは、地域資源を活用した癒やし空間を創造して水産業と地域振興の向上に取り組む。
 具体的には、▽物販・飲食▽体験学習▽情報発信▽イベント・交流▽海浜緑地▽受入(駐車場など)--の6機能の導入を検討する。
 にぎわい交流拠点の設置も想定。規模は延べ床面積1520㎡を見込む。事業手法は指定管理者や、BTO(建設・譲渡・運営)、コンセッション(運営権付与)、DBO(設計・建設・運営)などの各方式を検討している。芝生広場などを備えた海浜緑地も整備する。
 2025年度は民間活力導入可能性調査を進める。26年度で基本計画をまとめ、27年度に民間事業者を選定する。28年度に基本設計、29年度に実施設計を進め、30年度に着工する。31年度の開業を目指す。
 12日に、「知柄漁港及び周辺エリア整備に関わる民間資金等活用事業調査業務」の公募型プロポーザルを公告した。26日まで参加表明書を受け付ける。6月27日にプレゼンテーション審査などを実施し、7月2日に結果を通知する。同月9日に契約する予定だ。上限額は1215万3000円(税込み)。
 参加資格は業務「役務の提供等」、営業種目「調査委託」の登録など。委託期間は26年3月31日まで。