静岡県教育委員会は、6月ごろに予定していた新県立中央図書館新築工事の再公告を中止する。事業費に充てる国土交通省の社会資本整備交付金が当初の見込み額から大幅に減る見通しが判明したため。同委員会はほかの交付金の充当や計画自体の見直しを検討し、6月の定例県議会で今後の方針を示す考えだ。
同工事の総事業費は298億円を見込む。社会資本整備交付金136億円と起債24億円を充て、残りの138億円を県が負担する予定だった。しかし、社会資本整備交付金について国交省と協議する中で、34億円程度の交付にとどまることが分かった。
同委員会は今後の方針について、内閣府の新しい地方経済・生活環境創生交付金(第2世代交付金)で最大60億円を充当する案も検討している。その場合は、6月に国に申請し、8月中下旬に交付決定を受けることを想定する。
老朽化が進む現施設(静岡市駿河区谷田53-1)を、JR東静岡駅南口の県有地に移転新築する。延べ床面積は約2万㎡。工事場所は駿河区東静岡2。基本・実施設計業務はシーラカンスアンドアソシエイツ(C+A)・アイダアトリエ・日建設計JVが担当した。
24年10月に建築工事の一般競争入札を公告したが、参加申請がなく不調となった。これを受け、電気設備と機械設備両工事の入札も中止した。今年6月に再公告した場合、10月に着工し、28年度に完成する予定だった。
同工事の総事業費は298億円を見込む。社会資本整備交付金136億円と起債24億円を充て、残りの138億円を県が負担する予定だった。しかし、社会資本整備交付金について国交省と協議する中で、34億円程度の交付にとどまることが分かった。
同委員会は今後の方針について、内閣府の新しい地方経済・生活環境創生交付金(第2世代交付金)で最大60億円を充当する案も検討している。その場合は、6月に国に申請し、8月中下旬に交付決定を受けることを想定する。
老朽化が進む現施設(静岡市駿河区谷田53-1)を、JR東静岡駅南口の県有地に移転新築する。延べ床面積は約2万㎡。工事場所は駿河区東静岡2。基本・実施設計業務はシーラカンスアンドアソシエイツ(C+A)・アイダアトリエ・日建設計JVが担当した。
24年10月に建築工事の一般競争入札を公告したが、参加申請がなく不調となった。これを受け、電気設備と機械設備両工事の入札も中止した。今年6月に再公告した場合、10月に着工し、28年度に完成する予定だった。