淺沼組(大阪市、浅沼誠社長)は20日、同社が参画するコンソーシアム「AND B.V.」が設計施工を手掛けた大阪・関西万博のオランダパビリオンの移築について、コンソーシアムとパソナグループが基本合意書を結んだと発表した。万博閉幕後の移築先は、パソナグループが本社を構える兵庫県の淡路島で、淺沼組は施工者として参画する予定で、使用用途やスケジュールは今後協議を進める。
コンソーシアムは、淺沼組のほか、オランダの建築事務所「RAU」、体験型デザインスタジオ「Tellart」、エンジニアリング・コンサルタント「DGMR」で構成している。
パビリオンの規模は、S一部システムトラス造2階建て延べ1023㎡。循環経済をデザインテーマの一つとしており、建設時に柱や梁といった建築資材にQRコードを貼り付け、再活用時の施工性を高めるなどの工夫を施している。
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