風波・サグラダ・ファミリアの完成がいよいよ現実的なものとなってきた… | 建設通信新聞Digital

7月22日 火曜日

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風波・サグラダ・ファミリアの完成がいよいよ現実的なものとなってきた…

風波
 サグラダ・ファミリアの完成がいよいよ現実的なものとなってきた。当初は300年間とされていた工期は150年間に大幅短縮され、2026年にメインタワーが、34年には建物全体が完成する見通しだ◆技術の進歩が作業効率改善を後押しした。3Dプリンターを活用した設計検討用の模型作り、3D構造解析技術を使った応力計算による安全性の確認、CNC(数値制御装置)を用いた石材加工の自動化などが導入されている◆一方、日本国内では物価高騰や人手不足の影響による大規模プロジェクトの延期や中止が相次いでいる◆生産性向上が解決の鍵を握る。3Dプリンターを使った地上構造部材や階段の製作、トンネル工事でのICT無人化施工など新技術導入に向けた試みが着実に進んでおり、早期の標準化が期待される。