9月22日から受付/総合運動公園整備運営BTO/那珂川市 | 建設通信新聞Digital

6月30日 月曜日

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9月22日から受付/総合運動公園整備運営BTO/那珂川市

 福岡県那珂川市は、PFIのBTO(建設・譲渡・運営)方式を採用する「(仮称)那珂川市総合運動公園整備運営事業」の公募型プロポーザルを公告した。参加表明書は9月22日から26日まで、提案書は11月19日から25日まで受け付ける。2026年1月中旬のプレゼンテーション審査と優先交渉権者決定を予定している。教育委員会教育部スポーツ課が担当する。
 参加形態はグループ。設計担当は建築物が1級建築士事務所、運動公園(土木)が建設コンサルタントの「造園部門」または「土質及び基礎部門」「都市計画及び地方計画部門」の登録。建設担当は建築物が建築、運動公園(土木)が土木の認定などを求める。
 市民のスポーツ・レクリエーションの拠点となる総合運動公園を整備する。対象施設は、多目的広場や庭球場、弓道場、クラブハウスなどで構成する運動公園、芝生広場や遊具・休憩施設、周回園路などを備えたレクリエーション公園、既存弓道場。
 多目的広場は、フル規格のサッカーコート1面分のメイン広場やサブ広場、400m×8レーンの陸上トラック、2階建て400席以上の観客席を設ける。クラブハウスは、管理事務室、ラウンジ、研修室などで構成し、延べ床面積400㎡程度とする。ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Ready以上の認証取得を目指す。
 事業範囲は、設計、建設・工事監理(既存施設の解体・撤去を含む)、開園準備、維持管理・運営、付帯事業。付帯事業は任意提案とし、地域活性化や利用者の利便性向上につながる施設を独立採算で整備・運営する。提案上限額は52億7438万3000円(税込み)。
 26年3月の事業契約締結後、多目的広場などの1期工事を28年3月まで、庭球場やクラブハウスなどの2期工事を29年3月までに終え、43年3月末まで維持管理・運営する。事業予定地は同市後野262ほか。敷地面積約7.1ha。