【SMBC信託銀】東京・羽村の信託受益権取得/旧イオン計画地約2.4万㎡ | 建設通信新聞Digital

7月1日 火曜日

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【SMBC信託銀】東京・羽村の信託受益権取得/旧イオン計画地約2.4万㎡

都道163号から見た現地


 SMBC信託銀行が、東京都羽村市にある土地約2万4000㎡の信託受益権を取得していたことが分かった。かつてイオンタウンが進めていた「(仮称)イオンタウン羽村」事業計画地の一部で、現在は更地となっている。その他の計画地は2街区に分かれて他社が取得し、新たな施設が建設されており、SMBC信託銀行が取得した土地の活用方針が注目される。

 同社が取得したのは、神明台2-1-7にある2万3975㎡の土地。JR羽村駅から東へ徒歩約15分に位置する。用途地域は準工業地域で、建ぺい率60%、容積率200%。11年に施行された「神明台二・三・四丁目地区地区計画」のA地区に該当する。主な制限として、建築物の高さの最高限度は21m以下、敷地面積は120㎡以上としている。

 登記簿によると、2013年3月にイオンタウン、23年2月にフジタと所有者が変わり、同年3月にSMBC信託銀行に信託受益権が移っている。

 イオンタウン羽村は、その土地も含めた約5万8500㎡を対象に計画されていたが、社会経済情勢の変化などもあって17年12月に、2万7240㎡(神明台2-1-1)と、川崎街道をまたいだ7213㎡(同2-6-13)の2街区をニプロに売却している。

 前者には20年にニプロの研究施設「東京CPF」が竣工し、今月に敷地の信託受益権がヒューリックに移った。後者は、22年9月に羽村特定目的会社、23年3月に相鉄アーバンクリエイツに所有権が移っており、現在は相鉄グループの物流施設「CREDO羽村」がある。

 

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