風波・7月5日に日本を"大災難"が襲う–。ある漫画家が夢見た内容がにわかに広まり… | 建設通信新聞Digital

7月9日 水曜日

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風波・7月5日に日本を“大災難”が襲う–。ある漫画家が夢見た内容がにわかに広まり…

風波
 7月5日に日本を“大災難”が襲う--。ある漫画家が夢見た内容がにわかに広まり、新聞やテレビも取り上げたが、実際には起きなかった。こうした話は数知れず、普段なら人々は気に留めない。今回関心が集まったのはなぜか◆要因として、東日本大震災の発生を的中したとされる情報に加え、先月からのトカラ列島群発地震が挙げられる。近い時期に生じたことで信ぴょう性が増した◆多くが科学的根拠のない予言をエンターテインメントと捉える一方、信じて神経質になった人も少なくない。その一人である筆者の妻は、災害時の行動を再確認したり、飲料水の備蓄量を増やしたり……。結果的にわが家の防災意識が向上した◆災害はいつ起きるか分からない。予言のあるなしにかかわらず、有事への備えは万全にしておく必要がある。