三条駅周辺プロジェクト/日建で基本設計進む/京阪HD 延べ2.7万㎡の複合施設 | 建設通信新聞Digital

7月4日 金曜日

関西

三条駅周辺プロジェクト/日建で基本設計進む/京阪HD 延べ2.7万㎡の複合施設

完成イメージ
 京阪ホールディングスは、複合施設を整備する「(仮称)三条駅周辺プロジェクト」について、京都市へ都市再生特別地区の都市計画提案書を提出した。延べ2万7000㎡のホテルと商業施設が一体となった施設となる予定で、日建設計が基本設計を進めている。
 事業では、三条大橋近くの旧地上駅の跡地(同市東山区大和大路通三条下る東側大黒町139-1ほかの敷地6400㎡)でホテルと商業施設で構成する複合施設を整備する。ホテルの客室数は50室を想定している。3階西側には展望テラス、敷地西側の駅前広場には植栽やベンチなどを設ける。施設と同駅は中央改札口と接続する計画で、駅や駅前広場、周辺歩道と一体的に整備する。
 今後は、外観デザインを「京都市美観風致審議会」などの意見を踏まえ検討する。提案書の提出を受け、順調に進めば、今後は都市計画案の縦覧、都市計画審議会での審議、都市計画決定へ移る。
 三条駅周辺地域は2024年12月、都市再生緊急整備地域に指定され、にぎわい拠点を形成する方針が打ち出されていた。同社も開発構想届を提出し、事業内容を検討してきた。