眼鏡市場/新工場 1月中旬着工/敷地1.3万㎡、事業費44億 | 建設通信新聞Digital

9月10日 水曜日

関東・甲信越

眼鏡市場/新工場 1月中旬着工/敷地1.3万㎡、事業費44億

新工場の完成イメージ。鯖江市の既存工場をリニューアルする
 メガネフレームの製造・販売などを手掛ける眼鏡市場は、福井県鯖江市の既存工場をリニューアルし、新工場を建設する。施設規模は非公表だが、敷地面積は新規取得分を含め、1万3197㎡を想定。2026年1月中旬の着工、27年7月の稼働を目指す。投資額は約44億円と試算している。
 同社では、メガネフレームの国内製造拠点の海外流出や安定的な供給などが業界全体の課題となっていることから、技術開発と品質管理、人材育成を担うマザー工場を新たに整備し、“鯖江品質”の確保と供給体制の安定化、技術継承を進める。
 製造工程を全て公開するオープンファクトリーとし、飲食店やワークショップ施設も併設する。地域の憩いの場としての活用、観光資源への貢献を見込む。
 新工場のメガネフレームの生産能力は、年間84万本。敷地面積は、既存工場分の5670㎡と新規取得分の7527㎡を合わせて、1万3197㎡となる。
 建設地は同市石田上町26-1。