愛知県豊山町/P-PFIで検討/臨空第2公園整備計画案 | 建設通信新聞Digital

9月17日 水曜日

中部・北陸

愛知県豊山町/P-PFIで検討/臨空第2公園整備計画案

 愛知県豊山町は、県営名古屋空港北西部で計画している臨空第2公園整備事業にPark-PFI(公募設置管理制度)を採用する方針だ。今後は、県が隣接地で実施する基幹的広域防災拠点整備事業の進捗(しんちょく)を踏まえて事業者募集などを検討する。
 2024年10月にまとめた基本計画によると、公園内には延べ床面積約6800㎡のアリーナを建設する。メインアリーナ(約1800㎡)やサブアリーナ(約440㎡)を備える。
 カフェやレストランなどの飲食機能やマルシェなどの物販機能、屋内子ども遊び場などを備えたにぎわい施設整備も検討し、最大建築可能面積は約3000㎡を想定する。駐車場の収容台数は310台で敷地面積は約1万3000㎡。計画地は大字青山字金剛の敷地約2.9ha。
 Park-PFIを採用する場合の整備スケジュールは、公募期間が約1年間、設計・建設期間は約3年を想定する。
 県の基幹的広域防災拠点整備事業は2期に分けて進め、1期はBTO(建設・譲渡・運営)方式を採用して6.1haの敷地に消防学校を建設する。8月18日に開札済みで、12月に契約する予定だ。
 第2期は、支援部隊エリア(8.4ha)と支援物資エリア(4.7ha)に防災公園を整備する。12月26日に開札し、26年7月の契約を見込む。