筑波大学は９月２２日、「筑波大学ＩＭＡＧＩＮＥ　ＴＨＥ　ＦＵＴＵＲＥ．Ｆｏｒｕｍ研究スロット棟（仮称）等新営その他工事」「同電気設備工事」「同機械設備工事」の３件の一般競争入札を公告する。いずれもＷＴＯ対象で、施工体制確認型総合評価方式の試行工事となる。申請書や技術提案書は１０月２２日まで受け付け、１２月８日に開札する。
　参加形態は単体か２－３社ＪＶ。新営その他工事の参加資格は、文部科学省の建築一式工事の有資格者で、同１２００点以上あること。単体とＪＶ代表企業には２０１０年度以降に、ＳＲＣ、ＲＣ造かＳ造で、２階建て以上かつ延べ１万２８００㎡の建物（住宅を除く）を施工した実績を求める。
　概要は、ＲＣ一部Ｓ造５階建て延べ２万５６９２㎡（建築面積６３８９㎡）の研究施設の建築、設備の各工事一式。
　工期は２８年３月３１日まで。建設地は吾妻２丁目職員宿舎敷地（茨城県つくば市吾妻２－１０－１ほか）。
　「ＩＭＡＧＩＮＥ　ＴＨＥ　ＦＵＴＵＲＥ．Ｆｏｒｕｍ」（ＩＴＦＦ）は、複数の民間企業や各種研究機関の利用を想定した複数の研究室を備えた研究スロット棟、オープンスペース、大小複数の会議室やイベントホールなどを備えた研究施設として整備する。
　設計は佐藤総合計画が担当している。基本計画策定・設計施工者選定段階ＣＭ業務は、明豊ファシリティワークスに委託した。
　２４年１月１６日に開札した「筑波大学ＩＭＡＧＩＮＥ　ＴＨＥ　ＦＵＴＵＲＥ．Ｆｏｒｕｍ整備事業」は、予定価格を超過したため、再度入札を実施した。再度入札でも予定価格を超過し、協議した結果、不調となった。これを受け、再度入札では事業方式をＤＢ（設計施工一括）方式から従来方式に変更した経緯がある。