鋼橋初のSI型に/10月29日まで参加申請/WTO鼠ヶ関川橋上部工/東北整備局 | 建設通信新聞Digital

10月11日 土曜日

北海道・東北

鋼橋初のSI型に/10月29日まで参加申請/WTO鼠ヶ関川橋上部工/東北整備局

 東北地方整備局は26日、総合評価落札方式の技術提案評価(SI型)試行案件となる「国道7号鼠ヶ関川橋上部工工事」をWTO対象の一般競争入札として公告した。SI型の適用案件は全国5件目、同局は2件目で、鋼橋上部工への適用は全国で初めてとなる。参加申請書は10月29日まで受け付ける。入札書の提出期限は2026年1月21日で、29日に開札する。
 SI型は、軽微な仕様変更に伴う提案を認め、一定範囲内で適切な費用を計上する。技術向上提案のテーマは、検査路や伸縮装置、支承、排水装置などの「橋梁付属物の維持管理性の向上」で、公告時点の予定価格の5%以内となる技術向上提案費用の上限は2000万円(税別)に設定している。
 日本海沿岸東北自動車道朝日温海道路の一部として鼠ヶ関川を渡河し、(仮称)鼠ヶ関トンネルに接続する。
 概要は、長さ120mの鋼2径間連続非合成箱桁橋の工場製作加工937.8t、高力ボルト6万2331組、検査路製作工3t、輸送工、架設工(クレーンベント)、鋼製伸縮継手製作工、塗装工など。工期は27年3月23日まで。概算規模は10億―20億円に設定している。工事場所は山形県鶴岡市鼠ヶ関。