日本建築士事務所協会連合会(上野浩也会長)は3日、新潟市の朱鷺メッセで第47回全国大会の大会式典を開いた。これに先立ち会見した上野会長は「残る任期の中で官庁業務の低入札問題の解決の糸口を見つけていきたい。地方自治体には最低制限価格を設けてほしい。今それを国交省に訴えている。国交省だけでは難しい面もあるため、次は地方を所轄している総務省にも要望していきたい」と語った=写真。
1級建築士数の増加に向けては「建築3団体と共に国土交通省などに要望していこうと現在議論を進めている。去年の1級建築士の合格率は8.8%で、過去3年間では9.9%。これはいくらなんでも低すぎる。一定のレベルを保つことは不可欠だが、必要な知識を上回れば合格という形で良いのではないかと考えている」と指摘した。
日事連の組織運営について「若い人たちに各単位会の執行部に入ってもらいたい。もっと言えば、若い人に会長をやってもらいたい。われわれと違う若い感性があるはずだ。われわれと違う考えをぜひ受け入れていきたい」と思いを語った。
女性活躍に当たっては「1級建築士の女性の合格率が、われわれが資格を取得した時期よりもはるかに上がっている。その人材を活用しない業界はおかしい。柔軟な働き方によって、女性の皆さんに活躍してもらいたい」と期待を寄せた。
大会の主管を担った新潟県建築士事務所協会の本間裕之会長は「今回は高校や専門学校に声掛けして、約200人の学生の皆さんにも講演に参加してもらう」と述べた。
大会では、山本理顕氏による講演会に1356人、式典に1265人が参加した。
1級建築士数の増加に向けては「建築3団体と共に国土交通省などに要望していこうと現在議論を進めている。去年の1級建築士の合格率は8.8%で、過去3年間では9.9%。これはいくらなんでも低すぎる。一定のレベルを保つことは不可欠だが、必要な知識を上回れば合格という形で良いのではないかと考えている」と指摘した。
日事連の組織運営について「若い人たちに各単位会の執行部に入ってもらいたい。もっと言えば、若い人に会長をやってもらいたい。われわれと違う若い感性があるはずだ。われわれと違う考えをぜひ受け入れていきたい」と思いを語った。
女性活躍に当たっては「1級建築士の女性の合格率が、われわれが資格を取得した時期よりもはるかに上がっている。その人材を活用しない業界はおかしい。柔軟な働き方によって、女性の皆さんに活躍してもらいたい」と期待を寄せた。
大会の主管を担った新潟県建築士事務所協会の本間裕之会長は「今回は高校や専門学校に声掛けして、約200人の学生の皆さんにも講演に参加してもらう」と述べた。
大会では、山本理顕氏による講演会に1356人、式典に1265人が参加した。