全社で増益達成/売上は半数が過去最高/大手・準大手ゼネコン第2四半期決算 | 建設通信新聞Digital

11月18日 火曜日

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全社で増益達成/売上は半数が過去最高/大手・準大手ゼネコン第2四半期決算

単位・100万円。カッコ内は前期比。上段は2026年3月期第2四半期連結業績、下段は26年3月期通期予想。連結売上高順。網掛けは最高額。インフロニアHDはIFRSを採用していることから、事業利益を営業利益に、営業利益を経常利益に読み替えている。飛島HDは24年10月1日に設立されたため、対前年同期増減率は記載していない。インフロニアHDの前田建設と三井住友建設、高松コンストラクショングループの青木あすなろ建設と高松建設、大成建設グループの東洋建設とピーエス・コンストラクション、飛島HDの飛島建設の単体数値は2面表に記載
 大手・準大手ゼネコン23社(単体27社)の2026年3月期第2四半期決算が14日に出そろった。連結売上高は飛島ホールディングスを除いた22社のうち、18社が前年同期比で増収となった。半数に当たる11社が過去最高を更新。連結の営業損益は全社が増益で、うち11社が過去最高となった。   =2面に単体一覧
 併せて12社が通期の業績予想を修正した。設計変更や追加工事の獲得などによる利益率の改善により、ほとんどの会社が上方修正した。
 単体の完成工事総利益(粗利)率は、公表した23社のうち22社が前年同期を上回った。16社が10%を超えた。
 土木・建築別で見ると、土木の粗利率(20社開示)は13社が前期を上回った。鹿島と大成建設が20%超、大林組と前田建設、安藤ハザマ、奥村組、ピーエス・コンストラクション、東鉄工業が15%を超える高水準となった。
 建築の粗利率(20社開示)は18社が前期を上回った。10%超えは11社となる。好調な市況環境を背景に、各社は受注時採算の確保を徹底していることなどが奏功した。
 受注高(単体)は増加企業と減少企業がそれぞれ同数だった。