風波・最近、橋銘板の盗難被害が相次いでいる。知らない人にとっては… | 建設通信新聞Digital

12月1日 月曜日

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風波・最近、橋銘板の盗難被害が相次いでいる。知らない人にとっては…

風波
 最近、橋銘板の盗難被害が相次いでいる。知らない人にとっては、橋の名前を記した金属プレートでしかないのかもしれないが、ものづくりに携わった人たちの思いが込められた魂の結晶を冒涜(ぼうとく)する行為は断じて許されない◆銘板以外にも工事現場から銅線や鉄板が盗まれているほか、マンホールのふたや公園内の金属製車止めなども被害に遭っており、管理者は対応に追われている◆こうした盗難の背景には、金属価格の高騰を受けた換金目的が多いという。日本だけでなく、米国や中国、英国など世界各地で同様の事件が発生し、深刻な社会問題となっている◆「まさか」と思うものが盗まれる時代。防犯カメラやセンサー設置などの対策では不十分だ。盗難防止という視点から開発された製品の需要が高まっている。

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