福岡県小郡市は、新体育館建設に向け先行整備するアリーナ棟の実施設計をまとめた。RC・S・SRC造のメインアリーナとRC・S造の武道場で構成し、規模は2階建て延べ4063㎡。設計は佐藤総合計画が担当。2025年度中に施工者を選定し、26年4月の着工、27年7月の完成を目指す。
敷地北側にメインアリーナ、南側に武道場を整備する。メインアリーナの1階は2面分のバスケットボールコート、2階は観客席(一般226席、車いす向け4席)や会議室などを設ける。武道場の1階は剣道場と柔道場、2階は近的6人立ちの弓道場などとする。
環境配慮では、九州の市町村保有体育館として初のZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Ready認証取得を目指す。
建設工事費として、25年度12月補正予算案に27年度までの債務負担行為34億6000万円を設定した。市議会12月定例会の議決後、早ければ26年1月にも公告する。選定方法は競争入札を軸に検討している。
アリーナ棟の完成後は現体育館を解体し、跡地に多目的棟を整備する。多目的棟の規模は基本設計時点でRC・S造2階建て延べ2372㎡。バスケットボール1面の多目的ホールやウオーキングコース、活動室などを設ける。26年度の実施設計、27年度の現体育館解体工事、27、28年度の多目的棟建設工事を予定しており、26年度当初予算案に実施設計費を計上する見通しだ。基本設計は佐藤総合計画が担当した。











