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関東建設インテリア事業協同組合(ジェイシフ関東、高野寅吉理事長)と日本建設インテリア事業協同組合連合会(ジェイシフ、岩野彰会長)は11月19-21日、東京都江東区の東京ビッグサイトで「第36回ジェイシフ全国技能競技大会」を開いた。壁装仕上げ(塩ビクロス・壁紙など)とプラスチック系床仕上げ(長尺シート・塩ビタイルなど)の2競技で、全国から集まった精鋭が高度な技術を競い合った。両競技とも若手技能者が躍進し、職歴5年の24歳がそれぞれ頂点に立った。
大会は、日本インテリア協会と日本能率協会が主催する国際インテリア見本市「JAPANTEX2025」の会場内で開かれた。JAPANTEXの会場での開催は4年目となり、イベントの目玉企画として、競技ブースは連日、多くの来場者でにぎわった。
19日の壁装仕上げ競技には、女性1人とミャンマー出身の2人、ベトナム出身の4人を含む16人が出場し、4時間に及ぶ熱戦を繰り広げた。16人のうち、時間内に課題をクリアできたのはわずか7人という厳しい戦いとなり、審査の結果、田中真弥さん(文創、ジェイシフ中部)が優勝した。田中さんは初出場で栄冠をつかんだ。文創は前回大会に続き連覇を達成した。
準優勝は本藤優利さん(岩野商会、ジェイシフ信越)、3位は鈴木洋貴さん(ファインプレー、ジェイシフ関東)だった。敢闘賞には篠栄一さん(栗田屋、ジェイシフ関東)が選ばれた。
20日の床仕上げ競技にはミャンマー出身者1人を含む14人が参加。坂井陽人さん(ファインプレー、ジェイシフ関東)が優勝し、3時間半の激闘を制した。坂井さんは前回大会で敢闘賞だったが、雪辱を果たした。父親も全国大会の前身である関東大会で複数回優勝に輝いており、親子で頂点に立った。
準優勝は竹内聡さん(夏月堂、ジェイシフ中部)、3位には小出哲也さん(岩野商会、ジェイシフ信越)が入賞した。敢闘賞は久野広大さん(高野、ジェイシフ関東)に贈られた。
前回大会から優勝者には国土交通大臣賞、準優勝には東京都知事賞、3位には中央職業能力開発協会会長賞、敢闘賞には全国建設産業教育訓練協会会長賞を授与している。
21日には学生向けに壁装・床施工とブラインド組み立ての体験会を開いた。町田デザイン&建築専門学校から38人、東京テクニカルカレッジから25人が参加した。1、2年生が実際の施工を通じ、内装仕上げ工事業の魅力ややりがいを体感した。

















