名古屋鉄道は、バスターミナル再整備を含む名古屋駅地区再開発計画と名鉄名古屋駅再整備計画のスケジュールを変更し、全て「未定」とした。計画内容の再検証と見直しに向け、共同事業者の名鉄都市開発、日本生命保険、近畿日本鉄道、近鉄不動産と協議を進める。見直しの方向性はまとまり次第、改めて発表する。
解体・新築工事の施工予定者の選定を進めていたが、応募参加者が人材確保の難しさから現計画での施工体制構築が困難であることを理由に入札辞退した。そのため、解体工事着手以降の工程が大幅に遅延することが確実となり、スケジュールの変更に至った。概算工事費と工事期間が当初想定を大幅に上回る見込みも示され、計画の再検証と見直しが必要と判断した。
再開発に伴い2026年3月に営業を終える予定だった名鉄バスセンターや名鉄グランドホテルは、今後の営業予定を未定とした。名鉄百貨店の本館とメンズ館は、予定どおり26年2月28日に営業を終了する。
従来の計画では、26年度に解体工事、27年度に新築工事に着工する予定だった。33年度に一部商業機能を除いた複合ビルを開業し、同駅鉄道路線の2線化を完了。40年代前半の全面開業と4線化を目指していた。南北の2街区で構成する複合ビル(地下2階地上31階建て延べ約52万㎡)を建設する方針を盛り込んでいた。設計は日建設計、外観デザインは同社と米国の建築設計事務所スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリルが担当している。
今回の計画見直しについて広沢一郎名古屋市長は「将来の名古屋のまちにとって大変重要な事業であることに変わりはない。見直した計画が今後のまちづくりにより一層寄与するものとなることを期待する」とコメントし、市の事業については「名古屋駅のスーパーターミナル化の実現に向けた同駅駅前広場の再整備などを着実に進める」と述べた。
解体・新築工事の施工予定者の選定を進めていたが、応募参加者が人材確保の難しさから現計画での施工体制構築が困難であることを理由に入札辞退した。そのため、解体工事着手以降の工程が大幅に遅延することが確実となり、スケジュールの変更に至った。概算工事費と工事期間が当初想定を大幅に上回る見込みも示され、計画の再検証と見直しが必要と判断した。
再開発に伴い2026年3月に営業を終える予定だった名鉄バスセンターや名鉄グランドホテルは、今後の営業予定を未定とした。名鉄百貨店の本館とメンズ館は、予定どおり26年2月28日に営業を終了する。
従来の計画では、26年度に解体工事、27年度に新築工事に着工する予定だった。33年度に一部商業機能を除いた複合ビルを開業し、同駅鉄道路線の2線化を完了。40年代前半の全面開業と4線化を目指していた。南北の2街区で構成する複合ビル(地下2階地上31階建て延べ約52万㎡)を建設する方針を盛り込んでいた。設計は日建設計、外観デザインは同社と米国の建築設計事務所スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリルが担当している。
今回の計画見直しについて広沢一郎名古屋市長は「将来の名古屋のまちにとって大変重要な事業であることに変わりはない。見直した計画が今後のまちづくりにより一層寄与するものとなることを期待する」とコメントし、市の事業については「名古屋駅のスーパーターミナル化の実現に向けた同駅駅前広場の再整備などを着実に進める」と述べた。











