中国地方整備局太田川河川事務所は２４日、簡易公募型プロポーザル（ＢＩＭ／ＣＩＭ適用・発注者指定型）を採用する「令和８年度太田川上流域洪水調節施設概略設計業務」を公告した。参加表明書は２０２６年１月２０日まで、電子入札システムで受け付ける。技術提案書の提出は２月１２日まで。同１８、１９日に予定しているヒアリング（ウェブ会議システム）を経て、最優秀者を特定する。
　参加資格は、土木関係建設コンサルタント業務の認定を受けた単体または設計共同体であることなど。
　同業務は、太田川総合開発事業で、治水機能増強検討調査として必要な新規の洪水調節施設に係る概略設計。業務内容は、設計計画、基本的事項の検討、配置設計（レイアウト）、施設設計、数量計算と概略工事費算定、総合検討、リスク監理検討、関係機関協議資料作成、照査、報告書作成。履行期間は２７年２月２６日まで。
　太田川上流域で計画する太田川総合開発事業は、既存の樽床ダム等で事前放流など既存ストックを最大限活用する計画を検討した上で、さらなる洪水調節機能の増強が必要な場合はダム整備の検討を進めることにしている。

【地質調査その１も】

　また同日、「太田川上流域地質調査その１業務」の簡易公募型競争入札（総合評価、ＢＩＭ／ＣＩＭ適用・受注者希望型）も公告した。参加表明書は２６年１月２０日まで、電子入札システムで受け付ける。技術提案書の提出は２月１６日まで。４月１５日まで入札書を受け付け、１６日に開札する。
　参加資格は、地質調査業の認定を受けている単体または設計共同体であることなど。
　同業務は太田川上流域での洪水調節機能向上検討に向けた地質調査。業務内容は、機械ボーリング５本（９０ｍ、７０ｍ、９０ｍ、４５ｍ、４５ｍ）、ボアホールカメラ一式、解析等調査一式。履行期間は２６年１２月２５日まで。