カーテンウォール試験棟/YKKAPが運用開始/国内最大級の設備 | 建設通信新聞Digital

1月11日 日曜日

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カーテンウォール試験棟/YKKAPが運用開始/国内最大級の設備

 YKKAPが滑川製造所(富山県滑川市)の敷地内に建設を進めていた大規模なカーテンウォール(CW)の試験棟「N-CueB(エヌキューブ)」が完成し、8日から運用を開始した。超高層ビルや大型の台風・地震を想定した性能を担保していくため、国内最大級の設備を導入して性能試験を強化する。
 黒部製造所(富山県黒部市)にある現有施設を38年ぶりに一新した。建物はS造で高さ約27m、延べ1630㎡。内部は無柱空間で試験装置を2基備える。CWの試験体は幅7.5m、高さ13m(3層)、奥行き3.6m、階高4.5m、重量は40tまで対応可能で、黒部製造所の施設を大きく上回る。一方の試験装置に試験体を据え付け、震度6、7程度を想定した耐震性能を確認する層間変位追従試験を行うほか、もう一方の装置(圧力チャンバー)を利用して気密、水密、耐風圧などの性能を検査する。耐風圧では風速140m相当の静圧試験を行うという。建物は2024年1月に佐藤工業の設計施工で着工、昨年12月に完成した。試験設備は風技術センターが担当した。総投資額は約22億円。
 同日は魚津彰社長をはじめ、北野和浩専務執行役員ビル統括本部グローバルCW本部長ら会社幹部のほか、工事関係者などが出席して竣工式と起動式が行われた=写真。式典後の会見で北野氏は、同社のCW事業の伸びしろは海外市場にあるとした上で、「北米の超高層案件やインド、中国でのシステム販売に注力していきたい」とした。