奈良市/検討地に神殿町/新クリーンセンター予算案可決後に公告 | 建設通信新聞Digital

1月15日 木曜日

関西

奈良市/検討地に神殿町/新クリーンセンター予算案可決後に公告

完成イメージ
 奈良市が計画している新たなクリーンセンターの候補地になり得る「検討地」に神殿町周辺地区が選ばれた。これまで候補地に選ばれている七条町、北之庄町、大和田町とともに建設地の比較検討に移る可能性がある。候補地の3地区については、9月議会で比較検討の材料とする調査業務の補正予算を審議しており、可決後に業務を公告する。
 神殿町周辺については2025年12月、「明治地区自治協議会」から候補地として受け入れるか検討できると提言があったため、「奈良市クリーンセンター建設計画策定委員会」は同月26日に「検討地」と位置付けた。一方、一部地元住民は「検討地」に諮問されたことを聞かされていないとして、白紙撤回を求める可能性もある。
 建設候補地を巡っては、当初の候補地だった七条町に「七条東オリエント自治会」と「辰市地区自治連合会」が反対を訴えた。これに対し、市議会で複数の候補地を比較検討することが決まった。同委員会で七条町を除外せず候補地を絞り込んだ結果、3地区が候補地に選ばれていた。
 24年3月に公表した「新クリーンセンター施設整備基本計画案」によると、センターは焼却施設のほか、不燃ごみなどの処理に対応するリサイクルセンターで構成する。焼却施設は1日当たり290tの処理能力を確保する。処理方式はストーカ式を採用、炉数は2炉とする。リサイクルセンターの処理規模は1日当たり72tを想定している。
 総事業費は約450億円、うち土木・建築工事140億円、プラント設備250億円、その他諸経費60億円を見込む。事業手法はPFIやDBO(設計・建設・運営)など民間活力導入も視野に入れている。基本計画策定支援は、EYストラテジー&コンサルティングが担当している。