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中国・四国・九州

新美術館基本計画に着手/幸町地区の総合拠点整備/呉市

掲載日 | 2026/02/18 8面

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 広島県呉市は、幸町地区を歴史・文化・芸術の拠点として再整備する「同地区総合整備事業」の新美術館(新たな複合施設)整備に向けた検討などを加速する。2026年度予算案に事業費8100万円を計上。新美術館の基本計画を策定するとともに、施設イメージパースなどを作成する。また、解体する青山クラブ・桜松館の建物調査、解体設計も進める。

 計上された26年度予算案の内訳は、新美術館基本計画策定、イメージパース等作成に3000万円、青山クラブ・桜松館の建物調査に900万円、同解体設計に4200万円。桜松館については、現状の建物の記録保存に関する調査を実施するとともに、移設活用できる部材などの調査、解体設計を行う。
 幸町地区は、戦前には海軍の下士官兵集会所、戦後には海上自衛隊の福利厚生施設として多くの人々に親しまれてきた青山クラブ、桜松館をはじめ、国の重要文化財である旧呉鎮守府司令長官官舎や市の歴史民俗資料館などがある呉市入船山記念館、芸術拠点の役割を担ってきた市立美術館がある。地区面積は2万2759㎡。
 個々の施設については、市立美術館を建て替え、青山クラブは印象的なRの形状部分のイメージを継承することを重視して建物の一部を保存する。新築する美術館の配置・形状、一部保存の青山クラブの在り方については基本計画などを踏まえて決定する。桜松館は、建物を解体し、美術館通りから直接アクセスできるオープンスペースとして整備するとともに、ホール機能を新美術館に移転する。そのほか、現美術館は改修して歴史展示室・収蔵庫などとして活用するとともに、入船山記念館は、既存施設の保存・活用に向けた整備を進める。建物の概算整備費は約75億円と試算している。
 新美術館整備のスケジュールは、27年度に基本設計、28年度に実施設計をまとめ、29、30年度で工事を進め、31年度からの供用開始を目指している。

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