大分市は、市公設地方卸売市場の再整備基本方針を具体化する。2026、27年度の2カ年で市場の将来像や取扱数量を整理し、施設規模や配置、機能強化の検討、概略事業費などを検証する。事業費は、物価高騰や流通形態の変化などが影響し、19年度調査で試算した100億円を超える見通しだ。
施設の老朽化などの課題を抱える同市場の再整備について、場内事業者らとの協議を踏まえ、25年3月に基本方針を策定した。ローリング方式による現地建て替えを基本とするほか、施設規模の適正化や品質衛生管理の向上、場内の物流効率化、にぎわい創出などの方針を掲げた。
今後は基本方針を軸に議論を深める。これに先立ち、26年度上期に在り方検討業務を委託する。委託方法は指名競争入札や公募型プロポーザルなどを検討している。委託費は4000万円を見込み、26年度予算案に計上した。業務内容は、実態調査や流通取引予測、将来像検討など。履行期限は27年度末を予定している。
整備手法は28年度以降に決める見通しで、従来手法のほか、PFIなどの民間活力の導入も視野に入れている。農林水産省の強い農業づくり総合支援交付金の活用を検討している。所在地は、豊海3-2-1。敷地面積約9万㎡。現在の卸売場の延べ床面積は約2万2000㎡。
