国土交通省は15日、2025年度末時点の建設業許可業者数を発表した。総数は前年度比0.03%増の48万3823者で3年連続の増加となった。許可更新期を迎える業者が多い年に当たり失効が増えたものの、新規許可取得が5年ぶりに増加したため総数は微増した。ピーク時の1999年度末(60万0980者)と比べると2割ほど減少している。
新規許可取得は12.1%増の1万8121者、許可失効は51.9%増の1万7998者で、許可業者数は前年度から123者増えた。許可失効は2年連続の増加で、このうち廃業を届け出たのは8273者、更新手続きをせずに失効したのは9725者だった。3月末時点のため中東情勢の影響は表れていない。
許可業者数を都道府県別に見ると、東京都の4万4816者が最多で、大阪府の4万1790者、神奈川県の2万9715者が続く。他方で最も少ないのは鳥取県の2127者で、次いで島根県の2640者、高知県の2926者などとなった。99年度末時点と比べた減少幅は秋田県が37.7%と最も大きい。
大臣許可は0.9%増の1万0627者、知事許可は0.01%増の47万3196者。また一般建設業許可は0.1%減の45万7617者、特定建設業許可は1.6%増の5万0511者だった。
資本金階層別では「300万円以上500万円未満」が21.0%と最多を占めた。増加数は「200万円未満」が2771者と最も多かった。
許可区分29業種のうち、23業種で増加、6業種で減少した。増加数は「解体工事」の2255者、「塗装工事」の2064者、「内装仕上工事」の2063者の順に多い。減少は「建築一式工事」が2626者、「土木一式工事」が1056者などとなった。
事前認可を受けることで建設業許可を承継できる制度の認可件数は1092件だった。内訳は譲渡・譲り受けが954件、合併が79件、分割が33件、相続が26件。制度を始めた20年10月からの総数は5574件となった。
建設業以外の事業を行う兼業業者は14万4994者で全体の3割を占めた。兼業率は大臣許可が75.5%、知事許可が28.9%だった。
