本州四国連絡高速道路会社の三輪正稔社長は24日、神戸市の本社で就任会見を開き、「インフラを担う企業としての責任を強く感じている。安全最優先の組織風土をさらなる高みに引き上げたい」と抱負を語った。
前職ではJR西日本で人事・経営管理畑を歩んだ。JR福知山線脱線事故の経験から、重点事項には「安全・安心」を挙げ、「災害対応力の強化をはじめ、耐震補強完了率の向上や、200年にわたり維持できる『200年橋梁』の実現を目指す。そのためにも長大橋の長寿命化や、DX(デジタルトランスフォーメーション)などを活用したメンテナンスの高度化・効率化を推進する」との方針を示した。
人材育成も重要課題に位置付ける。「グループビジョン2035で掲げる『つなぐ力』の源泉となるのが人材だ。人的資本の蓄積と、人材育成の仕組みづくりや基盤整備に注力していきたい」と力を込める。
鉄道と高速道路の共通点として「つなぐ」を挙げ、「単なる輸送インフラではなく、未来に向けて地域の経済や文化、人と物の交流を支える重要な役割を担っている」との認識を示した。経営に当たっては対話を重視して、「多様な視点や価値観を尊重し、多くのパートナーとの連携を深めていきたい」と語った。
