【現場見学会】給料は?出会いはある? 熱心な博多工高生たち、体験後に質問浴びせる | 建設通信新聞Digital

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【現場見学会】給料は?出会いはある? 熱心な博多工高生たち、体験後に質問浴びせる

 日本建設業連合会九州支部は9日、中村産業学園(福岡市)が建設している九州産業大学人間科学部(仮称)新棟新築工事の現場で福岡市立博多工業高校建築科の2年生39人を対象とした現場見学会を開いた=写真。建設現場を初めて訪れた生徒らは、施工者の話に熱心に聴講した。
 冒頭、あいさつした日建連九州支部の園田康行事務局長は、「建設現場で体験したことを今後の職業選択の参考にしてほしい」と語った。
 続いて施工を担当する安藤ハザマの林幸治統括所長が現場概要のほか、4週6閉所や毎週水曜のノー残業デー、残業40時間以内など同社の取り組みを説明した。
 この後現場に入り、建物の1、3、5階で仕上げ工事の様子を見学し、安藤ハザマの福島陽一所長が施工状況を説明した。見学後の質疑応答では、給料や異性と出会えるかなどの質問が相次いだ。
 施設は学部新設に伴って建設する。規模はS造8階建て塔屋1層延べ1万6667㎡。設計は三菱地所設計が担当した。建物のファサードは全面フレームレスのガラスとし、上階に向かうごとに外にせり出した意匠とした。
 進捗率は工程で約70%。現場では約230人が鉄骨や内装、設備工事などを進めている。
 完成に向けて今後人員を増やすとしており、林統括所長は「安全に重点を置いて作業し、無事故・無災害で工事を終えるだけでなく、4週6閉所やノー残業デーなどの取り組みを最後まで続けたい」と語った。
 施設は2016年10月に着工し、18年1月の完成を予定している。建設地は福岡市東区松香台2-3-1。

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