【伝統と多様性受け継ぐ】
東京建物は7月15日、再開発事業に参画し2月に竣工した「TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)」の開業日が9月10日に決定したと発表した。飲食店など68店舗が集結する商業ゾーンなど多彩な機能を整え、八重洲の伝統と多様性を受け継ぐ。同日には「TOFROM YAESU THE FRONT(トフロム ヤエス ザ フロント)」も竣工し、両地区で構成される「TOFROM YAESU」街区全体が完成を迎えた。
タワーの地下階から地上4階にかけて約6000㎡の広さがある商業ゾーンは、「個性がつながり、新しきが生まれる」をコンセプトとしている。食の流行を追いすぎず、八重洲の路地裏文化や町人のにぎわいを現代風に再編集した。
建物全体の規模は、S・RC・SRC・CFT造地下4階地上51階建て延べ約22万5000㎡。高さは約250m。バスターミナル東京八重洲、劇場・カンファレンス施設、日本医科大学八重洲健診ステーションなども設置している。建設地は東京都中央区八重洲1-6-1。
東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合が進めてきた事業で、東京建物は参加組合員として参画している。基本設計は日本設計、実施設計は大林組、施工は大林組・大成建設JVが担当した。
7月15日に竣工した「TOFROM YAESU THE FRONT」は、今年末から順次開業し、来春には両街区で全面開業する。規模は、S・RC・SRC造地下2階地上10階建て延べ約1万2220㎡。高さは約45m。事務所、店舗、診療所などが入る。
東京建物が参加組合員として参画した同A地区市街地再開発組合が進めてきた。基本設計は日本設計、実施設計と施工は大成建設が担当した。
15日の記者説明会で、東京建物の小澤克人社長は「江戸時代から続く商人・職人の文化が、八重洲の歴史と伝統として魅力を発信し続けている。伝統と新しさの融合により、なんとも言えないわくわく感が形成されていくと感じる」と今後のまちの発展に期待を寄せた。
