東京理科大学と清水建設、積水ハウスは、東京大学の清家剛教授とともに、「建築研究開発コンソーシアム」を通じ、新たに「サステナブル建材の開発と評価に関する研究会」を発足させる。非構造分野を対象に、省CO2化に向けた評価手法や建材リサイクルの方向性・在り方を産学連携で検討する。今後は大学や建設会社、建材メーカーなどに広く参画を呼び掛け、12月には開発方針や提言を公表するシンポジウムを開催する。
建材の製造・使用に伴うCO2排出量の削減や、再生原材料を活用した建材開発の重要性は高まっている。一方で、サステナブル建材の開発・普及を個々の企業努力だけに委ねるのではなく、業界全体で知見を共有し、評価手法や普及に向けた課題を整理する場が求められていた。
研究会は、大学、建設会社、住宅メーカー、建材メーカー、業界団体などが連携する業界横断型プラットフォームの構築を目指す。大学の専門知見と建設会社・住宅メーカーが持つ建築現場や住まいづくりの知見を結集し、サステナブル建材の研究開発と社会実装を促す仕組みづくりを進める。
正式発足後は、幅広い関係者に参加を呼び掛け、得られた知見をサステナブル建材の開発、評価、普及に携わる関係者と共有することで、建築業界全体の環境対応の加速を目指す。
建築研究開発コンソーシアムは、産学官が協働する研究開発プラットフォームとして、建築・住宅・都市分野の研究開発を推進している。人材や施設、資金などの研究開発資源を重点的かつ効率的に投入することで、建築・住宅分野における新たな価値創造と、経済社会の持続的発展、国民生活の安定・向上への貢献を目的としている。
研究会における検討テーマは次のとおり。
▽建材の省CO2化に向けた技術・評価手法▽建材廃棄物の実態の把握、建材のリサイクル性、再資源化を高めるための設計・材料選定▽建材メーカー、施工者等の建設関連事業者が連携しやすい仕組み▽サステナブル建材の普及に向けた課題整理▽住宅・非住宅分野に共通する評価軸の検討。
