全国建設業協会(今井雅則会長)は22日、東京・大手町の経団連会館で、建設業社会貢献活動功労者表彰式を開いた=写真。21回目となる2026年度の建設業社会貢献活動推進月間中央行事の一環で、社会貢献やSDGs(持続可能な開発目標)の実践、広報活動を通じて、地域建設業に対する理解促進に貢献した計49事例をたたえた。
全建は災害復旧支援や地域活性化、環境美化など、会員企業の活動を広く国民・社会に理解してもらうため、06年度から7月を同月間と定め、情報発信などの各種取り組みを行っている。
開会に当たり、今井会長は「地域建設業は、地域の守り手として災害復旧や防災支援、防疫に加え、環境美化や社会福祉など、地域のためにさまざまな社会貢献活動を積極的に展開している。若い世代にはSDGsや環境、社会貢献への関心が高い人が多くいる。そういった方々が自身の関心と仕事の両立を考える時、建設産業こそが受け皿になるべきである。活動のさらなる活性化と、社会に向けた発信が必要となる」とあいさつした。
来賓として出席した国土交通省の楠田幹人不動産・建設経済局長は「建設業は社会貢献活動を含め、地域の守り手としての重要な役割を将来にわたって果たし続けていくことが強く期待されている。その期待に応えるため、国交省としても、建設業が若者に選ばれる魅力的で持続可能な成長産業となるよう、処遇改善や働き方改革、ICTの活用を通じた生産性向上などに、より一層力を入れていく」と話した。
活動事例発表では、岩手県建設業協会大船渡支部が「大船渡市大規模林野火災における災害復旧支援活動」、青森県建設業協会東青支部が「地元就職促進の取り組み(交流会の創意工夫と成果)について」、寿建設(福島県)が「オリジナル重機イラストカレンダー制作とSNS活用による配布展開」、松嶋建設(富山県)が「ICT技術を活用した体験型プログラミング出前授業」と題し、それぞれの取り組み内容を紹介した。
また、産学官民連携で制作する教育アニメ映画『未来補完計画』のプロジェクト実行委員会の岡野哲也事務局長による講演も行われた。
受賞者は次のとおり。
【社会貢献・SDGs功労者表彰】
=規定第3条関係(協会・支部)=
〈災害復旧・防疫活動〉
▽鳥取県西部建設業協会。
〈災害復旧活動〉
▽岩手県建設業協会大船渡支部▽埼玉県建設業協会秩父支部▽新潟県建設業協会新潟支部。
〈防疫活動〉
▽岩手県建設業協会奥州支部▽埼玉県建設業協会比企支部▽千葉県建設業協会▽新潟県建設業協会新発田支部▽美濃建設業協会▽延岡地区建設業協会▽日向地区建設業協会。
〈防災支援活動〉
▽栃木県建設業協会鹿沼支部。
〈環境美化・保全活動〉
▽栃木県建設業協会日光支部。
〈社会福祉活動〉
▽岩手県建設業協会北上支部▽茨城県建設業協会常総支部。
=規定第4条関係(会員企業)=
〈災害復旧活動〉
▽斉藤組▽祁答院土木。
〈地域活性化への取り組み〉
▽山藤建設。
〈環境美化・保全活動〉
▽丸彦渡辺建設▽熱海建設▽奥田建設▽本田組▽國井建設▽乃木鈴建設産業▽竹島建設▽中和コンストラクション▽吉井建設▽富士建設▽藤井建設。
〈社会福祉活動〉
▽佐藤工業▽栗山組▽建設ボランティアクラブ富山建友会▽井上工業▽三幸工務店。
〈SDGsへの取り組み〉
▽大清。
【広報功労者表彰】
=規定第3条関係(協会・支部)=
〈建設業ふれあい活動〉
▽青森県建設業協会東青支部▽同下北支部青年部会▽岩手県建設業協会▽富山県建設業協会魚津支部青年部会。
=規定第4条関係(会員企業)=
〈建設業ふれあい活動〉
▽光建設▽越野建設▽長瀬土建▽藤井組▽松嶋建設▽辻広組▽鳥羽建設▽ミヤベ。
〈広報ツール、アイテムの活用による広報活動〉
▽寿建設▽宇都宮土建工業。
